スポーツをしていても外反母趾になるのはなぜ?

当協会には、外反母趾でお悩みの患者様が数多くいらっしゃいます。
初診の問診でお聞きするのは、既往歴・施術歴・日常生活の歩行頻度・よく履く靴のタイプなど。中でも当協会が重視しているのが「スポーツのご趣味はありますか?」という点です。
ほとんどのスポーツは足を酷使するため、スポーツを続けながら外反母趾の改善を目指す場合、時間がかかるケースが多いからです。
目次
運動している人でも外反母趾になる
当協会の現場では、外反母趾でご相談にいらっしゃる方のうち、テニス・ゴルフ・バスケットボール・ランニングなどの競技スポーツをされている方が一定の割合を占めています。
これに『毎日のウォーキング』を加えると、その割合はさらに増えます。運動の習慣があるかどうかにかかわらず、外反母趾になる方はいらっしゃるということです。
当協会では、外反母趾の背景にある歩行習慣として『指を使わない歩き方』に着目しています。指に関連する足の筋肉が働きにくくなること(足の退化)が、発症につながると考えています。
「原因が筋力低下なら、運動する人はなぜ?」という疑問
ここで、次のような疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
「外反母趾の背景が足の筋力低下(退化)なら、スポーツで足を酷使する人が外反母趾になるのはおかしいのでは」と。
「足」はくるぶしから下のこと
ここで言う『足の退化』の「足」は、太ももやふくらはぎではなく、くるぶしから下の部分を指しています。
運動中は、走る・蹴る・跳ぶ・止まるといった動きに伴って、足の指も相当な働きをしています。それは確かです。
大切なのは日常生活の指の使い方
しかし、見るべきなのは運動中の指の働きだけではありません。日常生活での指の働きです。
一日の中で、スポーツをしている時間と、普通に歩く時間ではどちらが長いでしょうか。さらに、幼少期から現在までの十数年〜数十年で考えるとどうでしょうか。
幼少期から日常生活で『指を使わない歩き方』をしている習慣があれば、指に関連する足の筋肉の働きは、すでに落ち始めています。
この状態の足では、スポーツの時だけ足の指を使っても、指は鍛えられるどころか酷使に耐えられず、ストレスが蓄積されていきます。
これが、スポーツで足を鍛えている人でも、外反母趾をはじめとした足のトラブルが起こる理由です。当協会が問診で必ずスポーツ歴をお聞きするのは、こうした背景を確認するためです。
一流のアスリートの歩き方に共通すること
高いパフォーマンスを発揮している選手には、足指を使った歩き方が自然に身についている方が多いように見受けられます。
幼少期から無意識に『指を使っている歩き方』をしてきたことが、足への負担の少なさにつながっている可能性があります。
走る・蹴る・跳ぶ・止まるといった急激な動きの中では、足の指がしっかり使えていなければ、思うような動きにはなりません。
スポーツを続けながら改善を目指すには
競技や運動をやめる必要はありません。ただ、日常生活の歩き方を見直さないまま運動量だけを増やすと、足への負担は積み重なっていきます。
まずはご自身の歩き方を確認することから始めてみてください。
外反母趾進行度チェックで現在の状態を確認できます。
歩き方の考え方については外反母趾は歩き方で改善できる?ゆりかご歩き®を、
痛みや歩きにくさが気になる場合はお近くの登録院・認定院へご相談ください。
ゆりかご歩き外反母趾根絶協会
理事長 鍼灸師 原辺幸司















