親指が人差し指の方向へ「くの字」に変形するのが特徴です。症状が進むと親指が内側に捻じれるように変形する場合もあります。
当研究所では、曲がりの角度(外反母趾角)によって、程度を分類しています(図参照)。
重度になると手術などの外科的対応が必要になるケースが多くなります。
歩く際に親指の付け根に痛みがあり、時には、長時間歩いた後に歩いていない状態で痛みを感じる場合もあります。
また、変形のため外側に張り出した親指の側面が靴に当たり「赤く腫れる」「痛む」などの症状があります。
親指にある2つの関節のうち、付け根に近い第2関節から曲がるものを一般的に外反母趾と言います。それぞれの関節が単独で変形するケースと、2つの関節同時に変形するケースがあります。
第1関節の先端の骨自体が変形し、指が曲がってしまう外反母趾を「IP外反母趾」と言います。骨自体が変形してしまうため、残念ながら変形を改善させることはできませんが、「歩行改善」よって「痛み」を改善するこことは可能です。