外反母趾の症状と種類

外反母趾の症状

親指が人差し指の方向へ「くの字」に変形するのが特徴です。症状が進むと親指が内側に捻じれるように変形する場合もあります。
当研究所では、曲がりの角度(外反母趾角)によって、程度を分類しています(図参照)。
重度になると手術などの外科的対応が必要になるケースが多くなります。
歩く際に親指の付け根に痛みがあり、時には、長時間歩いた後に歩いていない状態で痛みを感じる場合もあります。
また、変形のため外側に張り出した親指の側面が靴に当たり「赤く腫れる」「痛む」などの症状があります。

  • 付け根の腫れ
  • ねじれ

自分でできる!外反母趾セルフチェック

  • 足の外側の線をなぞり型をとる
  • 1と2の線を引く
  • 2本の線の角度を測る

外反母趾の症状は「軽度・中度・重度」に分けられます。ご自分の症状がどの状態に該当するかは上記のイラストの方法でチェックすることができます。

軽 度 中 度 重 度
角度が
20度以下
角度が
20度~
40度以下
40度以上

外反母趾は「正しい歩き方」をすることで改善しますが、症状によって改善する時期は変わってきます。軽度な方ほど早く改善が望めますので、なるべく早く「正しい歩き方」を始めましょう。

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外反母趾の種類

外反母趾

親指にある2つの関節のうち、付け根に近い第2関節から曲がるものを一般的に外反母趾と言います。それぞれの関節が単独で変形するケースと、2つの関節同時に変形するケースがあります。

IP外反母趾

第1関節の先端の骨自体が変形し、指が曲がってしまう外反母趾を「IP外反母趾」と言います。骨自体が変形してしまうため、残念ながら変形を改善させることはできませんが、「歩行改善」よって「痛み」を改善するこことは可能です。

  • 左がIP外反母趾・右が一般の外反母趾
  • IP外反母趾のレントゲン

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