外反母趾を治すと、運動神経が良くなる?!

外反母趾が治れば痛みがなくなり親指にも力が入るようになるので、確かに運動時におけるパフォーマンスは向上します。

しかしそれは、運動神経が良くなったからではありません。

運動神経は才能や感覚などの先天的要因が占める部分が大きいので、たとえ外反母趾が治っても運動神経が良くなることはありません。

外反母趾が治ると良くなるのは運動神経ではなく『運動能力』で、これが向上することでパフォーマンスも向上すると私は考えています。

私は外反母趾の根本原因が『指を使わない歩き方』をしていることによって発症するものと考えています。

そのため、『ゆりかご歩き®』という歩行改善法を用いて、外反母趾を根本原因から改善させるアプローチを行っています。

『ゆりかご歩き®』によって指を使って歩けるようになれば、親指のつけ根の負担がなくなり痛みが消失するため患部をかばうことがなくなります。

また、指を使って歩くことで親指はもちろん他の指も地面をしっかり捉えれるようになるため、体のバランスが安定します。

さらに、今までよりも指に力が入るようになるので運動時における、走る・蹴る・跳ぶ・止まるといったいろいろな動きにも良い影響が出てきます。

外反母趾を改善してスポーツパフォーマンスが上がった例

 

30代の女性のクライアントさんでテニスが趣味の方がいらっしゃいました。

かなり本格的にテニスに取り組まれていて、専属コーチについて週5日のペースで練習や試合に励まれていました。

プレイ中の足指のつけ根の痛みが気になったので、私のもとを訪ねられたのですが、

歩き方を分析するとやはり『指を使わない歩き方』をされていました。

日常生活で『指を使わない歩き方』していたので、つけ根の部分にストレスが蓄積された状態でさらにテニスで負荷をかけたのが原因と判断しました。

さっそく、『ゆりかご歩き®』を日常生活で行うように指導したところ、

2ヶ月後にはテニス中の痛みがほとんど気にならなくなるまで改善しました。

また、「指に力が入るようになって、ボールを追うときの動き出しが良くなり、サーブでは軸足が安定するようになりました」と嬉しそうに報告してくださいました。

 

外反母趾研究所代表 古屋 達司

 

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