外反母趾が改善すると運動能力は上がる?運動神経との違い

外反母趾の痛みが改善すると親指にも力が入りやすくなるため、運動時のパフォーマンスに良い影響が出てくることがあります。

ただし、それは運動神経が良くなったからではありません。運動神経は才能や感覚などの先天的な要因が占める部分が大きく、外反母趾が改善しても運動神経そのものが変わることはありません。

変わるのは『運動能力』のほうだと当協会では考えています。

運動神経と運動能力は別のもの

言葉が似ているため混同されがちですが、この2つは分けて考える必要があります。

運動神経

体を思いどおりに動かすための感覚や反応の速さ。先天的な要素が大きい部分です。

運動能力

実際に体を動かすための力・バランス・安定性。足元の状態によって変わりうる部分です。

外反母趾の痛みが和らぎ、足指が使えるようになることで影響を受けるのは、後者のほうです。

足指が使えると動きが変わる理由

患部をかばう動きが減る

『ゆりかご歩き®』によって指を使って歩けるようになると、親指のつけ根への負担が減り、痛みが和らぎます。痛みが和らげば、患部をかばう動きも自然に減っていきます。

体のバランスが安定する

指を使って歩くことで、親指だけでなく他の指も地面を捉えられるようになります。接地面が広く安定すれば、体のバランスも取りやすくなります。

蹴り出しに力が伝わる

指に力が入るようになると、走る・蹴る・跳ぶ・止まるといった動きにも影響が出てきます。地面を押す力が逃げにくくなるためです。

テニスを続けながら改善を目指した事例

※ 個人の感想です。同様の結果を保証するものではありません。

30代の女性で、テニスを趣味にされている方がいらっしゃいました。専属コーチについて週5日のペースで練習や試合に取り組まれていた方です。

プレイ中の足指のつけ根の痛みが気になり、認定院にご相談にいらっしゃいました。歩き方を確認すると、やはり『指を使わない歩き方』をされていました。

日常生活で『指を使わない歩き方』をしていたためにつけ根へストレスが蓄積し、そこへテニスの負荷が加わっていた、という見立てでした。

『ゆりかご歩き®』を日常生活で行うよう歩行指導を行ったところ、テニス中の痛みが気にならなくなったとご報告をいただきました。

「指に力が入るようになって、ボールを追うときの動き出しが良くなり、サーブでは軸足が安定するようになりました」とのことでした。

スポーツをしている方が気をつけたいこと

運動そのものが外反母趾の原因になるわけではありません。

ただ、日常生活の歩き方に負担がかかったままだと、そこへ運動の負荷が上乗せされます。

スポーツと外反母趾の関係についてはスポーツをしていても外反母趾になるのはなぜ?もあわせてご覧ください。

痛みを我慢しながら続けると、かばう動きが定着してしまうこともあります。

気になる症状がある場合は、お近くの登録院・認定院へご相談ください。

ゆりかご歩き外反母趾根絶協会
理事 柔道整復師 橋本 将吾

 

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